パソコンや家電製品などの
プラスチック部の難燃化剤
私たちの周りにあふれるプラスチック製品は、もともと非常に燃えやすい性質を持っています。それを燃えにくくするのが「難燃化剤」という薬品で、同社は、人体への安全性や環境を配慮した非ハロゲンのリン系難燃化剤の製造において世界トップシェアを誇ります。
さらに、従前の商品に比べ、耐加水分解性、耐熱性に優れ、低揮発性を実現した難燃化剤「PX-200」を開発。樹脂成形メーカー、繊維処理剤メーカーを経由し、自動車、家電、繊維関連に納入、商品化されています。
一般的な液体系難燃剤と比較し、「PX-200」は高純度とすることで固体(粉体)化を実現しました。
この粉体化工程は過冷却現象を起こし、とても苦労しましたが、長年培ってきたエステル技術で問題を解決しました。結果、樹脂に添加する際、液体添加装置を必要とせず、樹脂生産の品種切り替えが容易となり、好評を得ています。
大八化学工業(株)福井工場
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