画期的な銅合金溶解技術から生まれた
ITER用「チタン添加高錫ブロンズ」
同社は、高温のブロンズ溶湯を坩堝ごと冷却する画期的な大気溶製法の開発により、活性金属のチタン添加を可能とし、従来の真空溶解鋳造では得られなかった著しく高い生産性、成分偏析の抑制、マクロ・ミクロの欠陥も殆ど認められない高い製品品質の素材を提供しています。また、より高い錫濃度のブロンズ製造を可能にすることによって、超伝導特性を従来の2倍に引き上げることにも成功しています。
同社は、Nb3Sn超伝導線の素材となる「チタン添加高錫ブロンズ」分野で世界シェア80%を誇っており、この実績が認められて、核融合エネルギーの実現性を研究する巨大プロジェクトITER(国際熱核融合実験炉) にて、当該素材が独占的に使用されています。
クーラー用・エコ給湯用銅管や、銅合金鋳物・板・条等の脱酸およびりん添加用に、「りん銅合金」が一般に用いられています。「りん銅合金」製造販売の同社では、原料を従来の赤りんから黄りんに代えた製造装置および製造方法を開発・確立し、高い生産性と安定した品質で国内シェア100%、世界シェアも約30%に達しています。
Ti添加高錫ブロンズ
ITER(国際熱核融合実験炉=径28m×高さ25m)
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