見つめよう!伝えよう!河合の宝
河合小学校
地域の自然・歴史・文化の調査、探求を通して「河合の宝」を発見し、じっくり見つめていく。そして「河合の宝」を守り発展を願う地域の人々の思いにふれるとともに、ふるさと河合への誇りと郷土愛を育む。
大豆の栽培活動を通して
学級園とハーネス河合の栽培の二本立てで進めた。9月にハーネス河合の畑で枝豆の収穫を体験させてもらい、学級園では大豆を収穫した。11月には地域の方に打ち豆やきなこづくりを教えていただいた。それぞれの体験を通して、昔の人の知恵に感心し、昔の味を楽しんだ。
歴史マップづくり
今と昔のくらしの違いや昔の知恵や工夫・苦心について考えることを目標に川一区に残る史跡・道具・文化財を見つけ出し、家族や地域の人々にインタビューしたり伝説について資料を見たりして調べた。河合地区の地図に写真や絵、分で記入し「河合歴史マップ」としてまとめた。
米づくり
5月はじめ、JA河合の方を招いて河合の米づくりについてお話していただき、これから植える苗について学習した。中旬にはハーネス河合の方々や公民館長さんから御指導いただきながら田植えを体験し、9月中旬に稲刈りを行い精米した後おにぎりにして試食した。
凧づくり
地区の凧づくり明治の方々に来ていただいて、たこの歴史や構造、たこの種類作り方のコツなどを、実物を見せて頂きながら教えていただいた。数十種類の手作りの凧に、児童は驚きと感動の声を上げ、名人の工夫や技術、努力に感心するとともに、製作の意欲を高めた。
今回、地域の自然・歴史・文化の調査、探求を通して「河合の宝」を再発見し、見つめなおすことができた。その結果、普段何気なく見過ごしているものの中に、福井県の人や全国の人に自慢できるような宝があることを知り、学年を超えて紹介しあったり、家庭で話題にすることで世代を越えて色々話したりすることができ、家族そろって河合のよさを再確認し、大切にしたいという思いを強くすることができた。
また数多くの活動を積み重ね積極的に取りくんだため、地域の学校教育への関心が高まり、教育活動へ積極的に参加しようとする機運が高まってきた。特に地域の各種団体からの支援や提案、物資の提供なども増え、学校と地域が一体となって「河合の宝」を守り、さらに河合の発展を願って、できることを見出して進めていこうという意識が高まっている。