福井学研究発表

清水西のたからもの発見

清水西小学校

歴史

文化

取り組み詳細

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数多くの「清水西のたからもの」の中から、自分なりの課題を設定し、研究し、表現することで、自分たちの住む地区に愛着を持ち、大切にいこうとする思いを育てていきたい。さらには、「清水西のたからもの」をしっかりと引き継ぎ、次の世代に伝えるために自分たちには何ができるか自分の考えを持たせ、今後の実践につなげていきたい。

賀茂神社物語をつくろう

賀茂神社の宮司により、賀茂神社の歴史家も神社に伝わる話お聞き、その時代の様子などについて図書などで調べ紙芝居「賀茂神社物語」を作成した。出来上がった紙芝居は、保護者に発表した。

清水苑のお年寄りと触れ合おう

ケアハウス清水苑を訪問し、入居しているお年寄りと一緒に歌ったり、挨拶のゲームやなぞなぞ、手遊びをしたりしてふれあいの時間を持った。肩をたたいてあげたり、手遊びで手と手を触れ合わせたりと、直接触れ合うことを大切にした。また、お年寄りに昔ことについて、質問をして昔の様子や当時の気持ちを聞き、理解を深めた。

水引体験

清水西公民館で水引細工を一日体験させてもらった。地元講師の廣部市をはじめ、受講生のお年寄りの方から「あわじ結び」を手をとって教えていただいた。

山内デイホーム訪問

社会福祉協議会の清水西地区担当渡辺さんの協力を得て、デイホーム活動についての説明や集まったお年寄りの方から当時の戦争の話を聞いた。戦争時代のことについては国語の教材「一つの花」で学んだ事に関連させて、質問を用意して訪問した。

清水西地区に古くから伝わり

清水西地区に古くから伝わり4年に一度開催され、国の重要無形民俗文化財に指定されている睦月神事について、実行委員長の内田さんから起源や歴史、行事次第などについて詳しく教えていただいた。

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成果

歴史・文化
賀茂神社物語については、クラス全員で場面わけをして取り組んだので、いくつ者話が必要とされたが「むかしばなし」として残っていないため、宮司さんに聞いたお話だけでなく、時代背景など自分たちで調べる必要があった。図書室からその時代の社会がどんな様子であったのかがわかる本を探し出し、何とかその頃の様子を理解しようと一生懸命であった。なぜ作られ、どんな役割を果たしてきたのか、昔の人の願いはどのようなものだったのかなど身近に存在しながら知ることのなかった賀茂神社の歴史について学習し、当時を生きた人達の思いに迫ることができた。

地域で永年暮らしてきたお年寄りも、その地域の宝である。児童たちは、地区の伝統行事を一生懸命守っているお年寄りたちの姿を見て、自分たちの地区に誇りを感じ始めた。一年間の活動を通して、お年寄りも自分たちも地域の一員であり、交流しあうことが大切であると学ぶことができた。