福井学研究発表

八幡山の自然を学ぼう みのりのお宝見つけ隊(3年)

豊小学校

歴史

産業

自然

取り組み詳細

豊小学校№001

今回の「福井学」において、豊地区の人、自然、歴史、産業等について、調査活動や体験活動を多く取り入れ、地域の方々と直にふれあうことによって、ふるさと豊のよさを発見し、その学習の成果を発信することによって、愛郷心や福祉の心を育み、児童の「人間力」の向上につなげていきたいと考えた。

八幡山ウォッチングクラブ

 八幡山ウォッチングクラブは数年来ゲストティーチャーが来てくださって指導している。また、八幡山に登って、植物や生き物を観察した。キイチゴの実を採集したり、草笛を鳴らしたり、先生に教えていただきながら、植物の名前を覚えたりした。
 10月に入ると木の葉が色づき始め、きれいな紅葉を楽しむことができた。紅葉や木の実で、造形活動を楽しむこと、八幡山で習ったことを自分の言葉で表現し、他の人に広めることである。

みのりのお宝見つけ隊

総合的な学習の時間に、豊の宝の「自然・歴史・人と場所」を見つけ隊というテーマで取り組んだ。
・八幡山の探検
町の先生の井上先生と八幡山に登り植物や虫の説明を受けたり、名前を教えてもらったりした。
・ポイ捨て防止看板取り付け
活動に出かけると予想以上にゴミが多かったことに驚き、 ゴミを捨てないでほしいというメッセージを書いた看板を取り付けようということになった。
・縄なえ体験(みのり昔のようす・遊びについて)
旧豊尋常小学校出身の芳谷さんにその頃の地域のようす、終戦後の越廼地区の生活の様子や子どもたちがどんな遊びをしていたかなどについても教えていただいた。その後、町のせんせい野村さんに教えていただいて縄なえ体験をした。刈り取った稲が生活の役に立つことを知ることができた。
・ヨモギ団子づくり・七輪体験
ヨモギ団子の作り方を地域のお年寄りに聞いてゆで、各クラスでヨモギ団子作りを体験した。

豊小学校№002

豊小学校№003

成果

今回、「子ども福井学」に参加させていただくことで、八幡山の四季の移り変わりや動植物について、いろいろな体験活動を通して学ぶことができた。いつも当たり前のように見ている八幡山であったが、数多く登ることでわかったことがたくさんあった。児童も、ゲストティーチャーとふれあうことで、八幡山への愛着を深めていったようである。この美しい八幡山の自然の様子を将来に伝えていかねばならないと感じるいい機会となった。みのりの地区の宝の人、宝の場所コースでは、みのりの宝を探したずねていく中で、たくさんの地域の人、町の先生にお世話になり、人とふれあうあたたかさ、感謝の気持ち、そして「みのりっていいな」という自分の町を愛する心を抱くことができた。