福井学研究発表

麻生津のお宝をみつけよう

麻生津小学校

歴史

文化

自然

取り組み詳細

「麻生津のお宝をみつけよう」のテーマの下、家族など大人の手を借りながら探検に出かけたり、地域の方から話を聞いたり、インタビューしたりしながら、地域の歴史・文化や自然について目を向けてほしいと考えた。また、朝六つ太鼓や藍染めにチャレンジし、地域の文化に触れる活動にも取り組んできた。これらの活動を通して、地域への理解を深め、ふるさと麻生津への愛着心がもてるように育んできた。

お宝探検をしよう

地域にある文化財を知り、麻生津にもたくさんのお宝があることを知る。さらに詳しく調べて麻生津のお宝博士になり他の学年や保護者に伝えられるように学習した。

麻生津地区の歴史を聞こう

元麻生津公民館長の木村さんを講師に招いて、ふるさと麻生津の歴史についてお話ししていただいた。麻生津は陸水の交通の要であったことやいろいろな産業があったこと、浅水川の氾濫や川の改修や耕地整理についても地図を使って説明していただいた。

麻生津のお宝を伝えよう

これまで調べてきた麻生津のお宝をもっと伝えるために、4年生と保護者に向けての発表会会を行った。

チャレンジしよう(体験活動)

地区にある朝六つ太鼓の斉藤さんを講師に招いて、その歴史を学ぶとともに実際に朝六つ太鼓にチャレンジした。朝六つ太鼓は船着き場に船が到着した合図として鳴らしていたことを知り、驚いた様子であった。
また、学校の花壇で育てた藍を利用して、福井の伝統産業である染色にも挑戦した。黄色の藍染の染色液が酸化、還元の繰り返しで青色になったり黄色に戻ったりする様子を見て生徒たちは感動していた。



成果

子ども達が麻生津のすばらしさを感じ、「麻生津のことをもっと知りたい」「文化を受け継ぎ守っていきたい」と、地域への愛着心が高まったことが大きな成果である。地区の方や他学年、保護者と関わりをもちながら活動できたことが成果であった。話を聞いたり質問したりすることによって、自分たちだけでは分からないことを地域の方々によって深く広く調べられることができ、より深みのある探検活動になった。今後も、今回の「子ども福井学」で得た成果を生かし、さらに地域に愛着をもち、地域とともに成長していく児童を育成していきたい。