福井学研究発表

「順化の宝! 白川静先生」

順化小学校

文化

取り組み詳細

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順化地区は、白川静博士が生まれ育った地域である。そこで、順化小学校の大先輩である白川先生の白川文字学を学ぶことにより、順化地区民としての郷土愛を育み、児童一人一人が順化小学校で学ぶことや順化地区に住むことに誇りを持つことができるようにしたいと考えた。また、白川文字学を核として、広く福井の文化にも目を向けさせていくことを活動の目的とし、「福井学」が目指す「心豊かな地域社会の創造」を培っていきたいと考えた。

白川先生の業績・漢字の歴史について(3年)

白川先生について、各学校に配布されている漢字解説本『漢字の世界へ』を使って、調べた。徐々に白川先生のことについて興味が高まっていった。次に、インターネットを使って白川先生について調べていく中で、生まれた家が学校近くにあることを知り、見学に行きたい気持ちが強まっていった。

白川先生の生家跡の見学と記念碑の掃除 (3年)

子どもたちは、白川先生の生家が学校から近いことに驚いていた。白川先生の記念碑に書かれている言葉を写したり、記念碑を布でふいたりして、白川先生をより身近に感じることができた。

白川文字学についての新聞作り(3年)

新聞にまとめることで、白川先生の偉大さに気付き、自分たち順化小学校の先輩だということに誇りをもつようになった。そして、先生の漢字研究の魅力を知りたいと思う子が増えた。

白川文字学について浅見先生から学ぶ(3・4年)

浅見喜久代先生を講師にお招きし、3・4年生を対象に白川先生の業績と白川文字学について様々な活動を行った。

白川文字学に親しむ日での公開授業

「白川文字学に親しむ日」として、全クラスで白川文字学を取り入れた授業を実践した。授業参観日のため、保護者も授業参観を行った。(1・2・3・4・5・6年・特別支援学級)

白川文字学を取り入れた国語科授業(公開授業)

白川文字学の学習を通して、「漢字の成り立ちをもっと知りたい」、「みんなで漢字の成り立ちを考えたい」と思うようになってきた。そこで、今回、『「名」の漢字たんじょう物語を考えよう。』というテーマで、漢字の誕生物語を作ることにした。

1年生との交流会(3年)

福井県立こども歴史文化館の見学や今までの総合的な学習で学んだことを1年生に教えてあげる会を計画した。自分たちが作成した漢字誕生物語の紙芝居を読んであげた。

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成果

 白川文字学の学習を通して、白川静先生は、「順化の宝」であるとともに、「福井の宝」だということを実感したと思う。今回の学習で、私たちの住む「順化地区のよさ」「福井のよさ」を深く実感し、自分たちが住む福井市という町のもつすばらしさを改めて見直すきっかけにもなったと考える。
 今後も、本年度の学習を継続し、さらに地域を愛し、地域と共に成長していこうとする児童を育てていきたい。