福井学研究発表

山の子プロジェクト

下宇坂小学校

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取り組み詳細

下宇坂小学校№001

自分たちの住むふるさとの素晴らしさに気づき、それを大切にしていこうとする気持ちを育むだけでなく、自分たちが感じた下宇坂や美山のよさを保護者や地域の人々にさまざまな場で発信していくことをもねらいとしたい。

「わくわくやさい王国」

・自分の家や地域で育つ野菜について調べ、その中から自分たちの育てる野菜を決めた。
・野菜作りを通して学んだことなどを劇にまとめ、収穫感謝祭で「わくわくやさい王国」として発表した。

「大すき美山~下宇坂の宝を見つけよう~」

・家の人や地域の人にインタビューして、下宇坂の自慢できるところ、調べてみたいところを見つけた。
・市波地域にある「本向寺」を見学し、建物の様子や大切にしているもの、言い伝えなどを教えていただいた。
・アユについて調べ、稚鮎の放流体験をした。
・地域の豆腐作りの名人に来ていただき、豆腐作りを体験した。

地域に伝わる伝説を調べて発表しよう

~若宮が淵伝説~
・若宮が淵の場所を知り、現場を見学に行く。
・本向寺に行き、伝説を聞く。
・伝説を劇化し、大道具や小道具、舞台装置などを作る。

「もち米づくりをしよう」

・学校田でもち米を作る。(越前美山農協の協力・地域人材の活用・保護者の協力)
・もち米づくり体験を通して学んだことを発表し、収穫したもち米で全校や地域の方ともちつきをし、収穫した喜びを味わう

「やってみよう!森林体験活動」

・自分たちで調べたり講師の方から話を聞いたりして、森林の働きや林業について学習する。
・林業の仕事について知り、学校林で間伐作業をしたり林道を作ったりする。

チャレンジ!むかしあそび(1~2年)

・昔の遊びを知り、そのおもしろさや難しさを体験する。
・昔遊びの名人である地域のおじいちゃんやおばあちゃんを招待し、遊び方やこつを教えてもらったり、一緒に遊んだりして楽しい一時を過ごす。

下宇坂小学校№002

下宇坂小学校№003

下宇坂小学校№004

成果

1年間の活動を終えて、どの学年においても下宇坂地区の自然やものを生かした体験活動や地域の人々とふれあう活動を実践することができたことは大変大きな収穫である。それらの活動では、地域の方々とふれあう子どもたちの輝く瞳にはげまされ、私たちも、学びの原点ともいえる人との交流体験を経験することができたように思う。今回の「子ども福井学」で得た成果を生かし、さらに下宇坂地区に愛着と誇りをもち、地域とともに成長していく子どもたちを育成していきたい。