福井学研究発表

花山行事

花山行事保存会

歴史

文化

取り組み詳細

「花山行事」は子どもたちの健やかな成長と、火災鎮護、五穀豊穣などを祈願して登知為神社に奉納する節句行事である。約750年前栃泉の地は、平氏の落人の集落で、人々は武士である思いや誇りを後世に伝え残すために「花山行事」を始めたと伝えられている。元々は大人たちの行事であったが、いつからか年長者3人が前役、中役、後役として司る子どもたちの行事に変わり、今に引き継がれている。

活動内容

・花山春祭り実行委員会
・花山権現太鼓練習
・花山花笠作り講習会
・町内花山振れ太鼓
・春季祭礼
・花山行事



成果

5月5日、登知為神社に"花山"の竹槍を持った子どもたちが、神殿に拝礼後、花山行事の行列は「はなやまごんげん」と唱和し、連呼しつつ町内一円を練り歩き、最後に神殿に戻り拝礼後"花山"を敷石にたたきつけてこなし、紐や笠は神殿前の杉の木に投げかけて、始末をして行事を納める。その後花山権現太鼓、子供太鼓などを楽しみ、昔からの伝統行事を体験することができた。