福井学研究発表

一乗谷城跡を美山三万石谷側から学ぶ

一乗坂山城学び隊

歴史

自然

取り組み詳細

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国の特別史跡・一乗谷朝倉氏遺跡は、40年に及ぶ発掘調査で、反映を保刈田千石城下町の後が姿を見せた。いまだ調査が手付かずの義景館背後に築かれた山城である。遺構の残りはよく、全国的にも注目されており県立朝倉氏遺跡資料館のご協力のもと再発見、再認識したい。

活動内容

○三万谷一乗谷登山道草刈
○調査活動
 ・城下町と山城
 ・朝倉氏と美山
○城山試登山と現地調査、登山道整備
○今・・・、戦国時代がおもしろい。
 ・戦国タイムスリイプツアー(美山地区親子・一般対象)
 ・第2回戦国タイムスリイプツアー(福井市内外の一般対象)

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成果

「一乗坂階段づくり」や「タイムスリップツアー」を通して、地域の人達がこの事業に高い関心と興味を持ち、多数参加してくださったことが、一番の成果である。この取り組みを通して、地域の歴史(一乗谷朝暮らし遺跡。城山の再発見、美山との関係)が、市町村合併による行政の広域化や人々の交流が拡大する中で、地域のアイデンティティーを確立するのに大きな意味を持った。また情報化・少子高齢化・個人化が進む激変する社会の中で、愛のある地域の連携を深めるのに大きな重みと役割を持った。これまで朝倉氏遺跡については、福井市の一乗地区側からの目線であったが、市町村合併により美山地区も福祉となり、美山川からの目線で新しく朝倉氏遺跡・山城の歴史的事象について謎解きしたいと考えた。この福井学「一乗朝倉氏遺跡 城山を美山 三万谷側から学ぶ」を取り組んだことにより、地域の歴史に関心を持っていただく手がかりとなった。また、地域に誇りと愛着を持ち、明日の地域づくりに夢と希望を与えるきっかけとなったことも、望外の喜びである。今後は、地区民の聞きながら、地域の歴史・文化財、伝説的に伝わっている史実を発掘する願いをし、文化面での町おこしの一助となりたい。