福井学研究発表

見つけよう 見つめよう 日新の町 底喰川をきれいにしよう

日新小学校

自然

取り組み詳細

日新小学校№001

6年生の総合学習の一環として「福井学」の学習に取り組んだ。自分たちの住む町を,明るく健康的な夢のある町にするためにはどうしたらよいか,話し合った。自分なりの考えを持ち,行動できることを目的とした。その結果,「底喰川をきれいにしよう」というテーマが決まった。また,地域に目を向け地域とできるだけ関わりたいとの思いから、さまざまな方にゲスト・ティーチャーとして学習に参加していただきたいと考えた。

花菖蒲写生

底喰川川岸の花菖蒲の写生を行った。花菖蒲は,地域の方が底喰川をきれいにするために植えたり手入れをしたりしてくださっているもので,毎年美しい花を咲かせる。楽しいひとときを過ごすことで,底喰川を好きになってほしいと考えた。

生き物観察・水質調査

北陸環境科学研究所の藤丸陽子さんをゲストティーチャーにお迎えして「生き物観察・水 質調査」を行った。ほとんど水の汚いところにすんでいる生き物ばかりで,軽く落胆の表情も窺えた。また,その後のパックテストの水質検査の結果,底喰川の汚れよりさらに汚れているのは,台所洗剤の水と分かった。

看板除幕式

児童がデザインした看板が完成し,公民館の敷地内に立てることができた。公民館長さん始め,地域の人たちに参加していただいて,看板序幕式を行った。

日新小学校№002

日新小学校№003

日新小学校№004

成果

 この一年福井学に取り組んで,子どもたちの底喰川に対する関心が格段に深まった。また,ゲストティーチャーの方にきていただいたことで,子どもたちの活動に広がりが見られ,生き生きと学習できた。最後の看板序幕式では「これから,地域の人といっしょにさらに美しい川を作っていきたい。」という言葉があった。地域のためになる活動に目を向けることによって,地域の一員としての意識を高めることができた。
 子どもたち一人ひとりの心に,自分の町「福井」を誇りに思う気持ちが育ってきた。この気持ちをれず,これからも力強く生きていって欲しいと願っている。