福井学研究発表

清水の自然発見

清水中学校

自然

取り組み詳細

清水中学校№001

今年度は自然環境調査として、植物の植生、動物の生態調査・指標生物による水質調査・地質、地形調査、星空観察などを主な活動として実践することにした。また、地域の公民館による「地域環境見守り隊」という定期的に実施する自然環境調査会とも連携することになり、様々な専門的な方々からお話をいただける機会に恵まれた。

植物の植生・動物の生態調査

清水地区全域を調査範囲とした植物の植生・動物の生態調査に、全校生徒または全学年で取り組み、集団調査について興味を抱かせる。今回はタンポポの在来種と外来種の植生と分布を調査した。調査を通し、地域の自然や植物に対する関心を深めさせようと考えた。

指標水生生物による水質調査

川の中にすむ生き物を調べることによって、その地点の水質の程度を知る。また、調査を 通して川に親しみ、川を理解し、川を守り、川をよくすることに関心をもつきっかけにしていく。

地質、地形調査

清水地区の露頭を調査し、各地点の性状を把握し、今後の清水地域の地形について推測し、土地利用などについて考察することを目的とした。

清水中学校№002

清水中学校№003

清水中学校№004

成果

 生徒たちとふるさとの自然とを結び付け、生徒たちが地域を学習活動の場として活躍できるように、これらの実践に取り組んできた。生徒たちが身近なもの、自分たちの地域にさらに興味関心を持ち、ふるさとを愛し誇りに思う心を彼らが育んでいくことを期待したい。また、課外活動だけでなく、学校における授業を中心とした教育活動でも、それを支える基本的な知識・技能・概念をしっかりと学ばせていく必要がある。