福井学研究発表

ふるさと足羽 ふるさと福井

足羽中学校

歴史

文化

産業

自然

生活

取り組み詳細

 
 

生徒自身が身近な地域とのつながりを考えたり調べたりすることで、過去から現在に至る郷土の様々な人々の生き様や働きを感じ取らせた。そして多くの先人たちによって福井の街並みや自然、文化が築き上げられてきたことも理解することができた。

文殊山地域学習


文殊三の自然観察を目的に現地調査を行った。前日には新聞記者による取材方法、記事のまとめ方について基礎講座を受講し、当日の午前中は「鳥」「植物」「水生昆虫」の講座を交代で受講した。それぞれの講座には講師の先生を現地にお招きして、”本物”の植物や生き物を使ったお話を伺った。

秋期コース別学習


 「歴史」「自然」「産業」「文化」の4つのコースに分かれ足羽中学校区及び福井市内の調査活動を行った。夏休み前から準備を始め、学校最後から本格的にそれぞれのコース別班のテーマ設定や調査内容の選定を実施した。
 「歴史」コースは市郷土歴史博物館を中心に見学し柴田神社や各記念碑などを巡った。郷土の偉人や戦国武将、空襲など福井の過去の出来事をテーマにした。
 「自然」コースは足羽山の自然史博物館を見学し、福井市の植物・昆虫・動物・川に生息する生き物などをテーマにした。
 「産業」コースは福井駅・市役所・卸売市場・農協、その他福井の特産品にかかわる会社を見学した。
 「文化」おースは図書館や地域の公民館などを訪問するなど、方言・祭り・食文化など福井の伝統にかかわることをテーマにした。


 







成果


 生徒は文殊山の自然に直接触れることで、地元にいながら知らなかったことを改めて学習することができた。特に”本物”の鳥の声を聞いたり、水中昆虫を直接触ったりすることで教室の中では得られない感動を経験できたと思われる。
 秋季のコース別学習では各生徒が事前に明示された項目から調査したいことを選ぶことからスタートした。同じような興味・関心を持つ仲間とともい楽しみながら「福井」について学習することができた。福井の歴史を調べることは自分たちのルーツを見直すだけでなく郷土の「誇り」を感じ取らせることができたと思われる。自然では福井氏の知られざる植物や動物たちについて以前より身近に感じる事ができ、産業では福井の特長を再確認するとともに、今後の福井を考える上での問題点や課題を発見できたのではないかと思われる。文化では地域の伝統・伝承・食・方言などを地元の先輩方からからお聞きすることで、今田は自分たちの世代がこの伝統文化を守り続けなめればならないという意識が芽生えた。