福井の産業・歴史を学ぼう。（灯明寺地区の産業を学ぼう）
灯明寺中学校
灯明寺地区には福井市内外に誇れる産業がたくさんあり、それに携わり生活している人々がたくさんいる。そのような産業について体験したり学習したりすることによって、地区民としての誇りと愛着心を育みたいと考え、活動を計画した。そこで、自分たちが住む福井市についての理解を深めるための活動や正しい職業観の素地を養うための活動、灯明寺地区の働く人から学ぶ活動に取り組むこととした。
１学年 調査活動「福井について知ろう 伝えよう」
インターネットを利用して福井市の名所・名物について検索する活動、教員や保護者に福井市のよいところ好きなところをインタビューする活動、統計資料をもとに福井市の特長をグラフ化する活動を行った。分かったことは、個人で新聞形式にまとめた。学校祭では学年発表のテーマを「福井」とし、学年を「御輿チーム」「展示チーム」「合唱チーム」の３つのチームに分けて活動を行った。
職場体験学習
第２学年は、地域の職場にお願いして、体験学習を行った。９月に職業のジャンルと職場を生徒に紹介し、希望調査を実施した。この希望調査をもとに体験場所を決定した。１つの職場の人数は２人から９人である。体験前に各自が履歴書を作成し、職場にアポイントを取った。体験は２日間行い、体験を終えた後で各自学んだことを伝える新聞を作成した。
働く人のお話を聞く会
講演会「働く人のお話を聞く会」を実施した。事前に灯明寺校区出身者の所属する地元球団ミラクルエレファンツや校区の企業福井新聞社、交番、保育所などに講師派遣を依頼し、仕事の内容ややりがい・苦労・中学生に身につけて欲しいことなどをお話しいただいた。
活動を通して福井市の歴史や産業について理解が深まり、生徒達の福井市に働く人たちに対する尊敬の念や憧れが深まった。活動に取り組んだ学年だけでなく、発表や新聞、ワークシートを通して他の生徒や地域の方にも発信することができた。また、今年度福井学の研究に取り組んだことで、教科の授業の中でも福井市や地区のことを意識した内容を取り入れることができ、効果的であった。次年度以降も今年度の活動を改善しながら取り入れていきたい。
