福井学研究発表

朝倉街道(大手道)の研究

東大見味町さくら会

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取り組み詳細

朝倉時代の主要道であった朝倉街道(大手道)は、440年の年月が流れ去った今日、当時の姿を現地に乱すことは大変困難なことであったが、平成21年に行ったクリーンアップ作戦が功を奏しようやく姿の一部が見えてきた。朝倉街道、東大味町に訪れる観光客も増加しており、現地に朝倉街道を(大手道)を解説した案内板を設置し、歴史ある大味をPRすると同時に、朝倉街道(石畳)の研究を、そして朝倉時代の栄華を検証したい。

朝倉街道(大手道)石畳現状調査

山林産業に使われていた東大味~初坂~一乗谷東新町までを現地調査をした。上部の土砂をどけて調査したところ、道幅は1.8~2.4と一定でなく、岩は近隣で取れる山石であり、河原の石は使われていないことが判明した。

明智光秀供養祭

上文殊地区には、明智光秀が朝倉氏(一乗谷)に仕える前に住んでいた屋敷跡地があり、そこに明智神社では毎年光秀の命日の6月13日に神前法要を行っています。また町内にある西蓮寺をお借りして護摩供養も行い、導師は福井大仏で有名な光照寺住職様にお願いしている。

平成23年度「福井学」学習成果発表会

平成23年度「福井学」学習成果発表会にて研究発表を行った。
これまでの研究の成果をスライドショーにて発表するとともに、あけっさま太鼓を披露しました。


その他の活動

・朝倉街道(大手道)案内板設置
・一乗城址~朝倉街道クリーンアップ大作戦
・大手道浸食部調査
・不法投棄撤収清掃

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成果

朝倉時代が流れて440年、不法投棄や土砂により埋もれていた旧朝倉街道(大手道)は、2年にわたるクリーンアップ作戦でようやくその姿が見えてきた。明智光秀が萬居した東大味町と、一乗城下を結ぶこの道は、当時は玄関口であり大変にぎわったと思われる。今後も旧朝倉街道(大手道)の研究と維持管理及び地域に関連する歴史・自然・文化遺産等の保全推進を目的とした活動を、会員・地区住民と協調を図りながら継続していく。