福井学研究発表

地域をより深く知ってもらうための広報誌の発刊

円山広報委員会

歴史

文化

自然

取り組み詳細

円山広報委員会№001

広報誌発行の目的は、今まで歴史継承事業としてまとめてきた円山地区の歴史をはじめ、人・文化・産業・自然など地域の人たちに深く知って欲しい事柄をわかりやすく、噛み砕きながら書き伝え、最終的には紙媒体の文字で残す記録集として残したいということにある。

取り組み詳細つづき

また、より多くの人を誌面に登場させることにより、一人一人がまちづくりの主人公となり、楽しんでいること、いきいきと輝いている姿を表現していきたい、自らの意見や思いを発信できる場にしたい、そして、今まで以上に愛郷心を持って暮らしてもらうきっかけを作りたいと発行方針で進めていく。

広報誌の発行について

・発行回数 年4回(1・4・7・10月)
・カラー版A4 サイズ P8

① 特集記事に伴う出前講座の開催

(平成23年10月7日、円山小学校6年生)
広報誌第1号の特集企画に伴い、子どももたちの意識を探るため出前講座を開催する。

特集企画テーマ

「明日の円山」を担う子供たちの目に、今の円山はどう映っているのだろうか?
円山小学校6年生の午後2限の授業時間を利用させてもらい、広報委員が講師となり、子どもたちに「円山の自然環境」「伝統文化」について授業を行った後、地区について考えてもらった。授業には子供たちが理解しやすいように、円山の風景・行事などをイラストにしたものを示しながら行った。

円山広報委員会№002

円山広報委員会№003

成果

広報誌の特集企画ということで小学校6年生の授業の時間を利用させてもらったが、教員では教えきれない円山地区のことを地域の人が積極的に子どもたちに教えてくれるということは小学校側にも好評だった。内容は子どもたちに親しみやすいように円山小学校の校歌に登場する「荒川堤」「蔵王山」「大柳」をキーワードに話を進めながら、おじいちゃんお父さんの時代の様子と比較しながら、自分たちの地区の環境のこと産業のこと、伝統行事のことを考えてもらった。質問も交えながら行ったが、ひとりひとりがしっかりと捉えてもらえたようだ。昔の人たちから受け継がれている田んぼを守り、維持していることは円山地区の自然環境維持にも影響している。自分たちにできることをしていかなくてはと思うきっかけになったようだ。広報誌の誌面に子どもたちの名前がたくさん出るように工夫をし、保護者にも関心を持ってもらうようにした。また、表紙には北四ツ居自治会で受け継がれている「左義長行事」の写真を使用したが、年々継承していかなければいけないという意識が強くなり、にぎやかになっているということを他の自治会にも感じてもらえ、刺激になったのではないだろうか。